移動式クレーン運転士・小型移動式クレーン運転士
どんな資格?
移動式クレーン運転士とは、つり上げ荷重が5トン以上でタイヤやキャタピラなどで走行することが可能な移動式クレーンをするための国家資格の取得者です。
小型移動式クレーン運転士とは、つり上げ荷重が5トン以下の移動式クレーンを扱う為の国家資格の取得者を指します。
また上記の2資格とは別に、天井クレーン、ジブクレーン、橋形クレーン、アンローダ、ケーブルクレーン、テルハ、スタッカークレーンなどの固定式クレーンを扱うクレーン・デリック運転士という資格もあります。
移動式クレーン運転士になるには、18歳以上の人が財団法人衛生技術試験協会が行う、クレーン運転士の学科試験と実技試験を受験して合格する必要があります。また、自動車運転免許などと同じように、実技試験は指定の教育機関で実施される実技講習を修了すれば免除されます。合格率は95%以上が普通です。
資格種類
国家資格
合格率
約58%
受験資格
制限なし
試験内容
【学科】
1:移動式クレーンに関する知識(10問 30点)
2:原動機及び電気に関する知識(10問 30点)
3:関係法令(10問 20点)
4:移動式クレーンの運転のために必要な力学に関する知識(10問 20点)
【実技】
1:移動式クレーンの運転
2:移動式クレーンの運転のための合図
科目免除
〔学科:力学に関する知識 実技:運転のための合図〕
クレーン・デリック(クレーン限定、床上運転式クレーン限定を含む。)、旧クレーン(床上運転式限定を含む。)、旧デリック又は揚貨装置運転士免許を有する者
〔実技:全部(学科試験のみ受験すればよい)〕
1:移動式クレーン運転実技教習を修了した者で、その修了した日から起算して1年以内のもの
2:鉱山においてつり上げ荷重が5トン以上の移動式クレーンの運転の業務に1月以上従事した経験を有する者
〔学科:全部(実技試験のみ受験すればよい)〕
移動式クレーンの学科試験に合格した者で、その学科試験が行われた日から起算して1年以内のもの
〔実技:運転のための合図〕
1:床上操作式クレーン運転技能講習を修了した者
2:小型移動式クレーン運転技能講習を修了した者
3:玉掛け技能講習を修了した者
試験日
各センター 年6回
試験地
北海道(恵庭市)、東北(宮城県岩沼市)、関東(千葉県市原市)、中部(愛知県東海市)、近畿(兵庫県加古川市)、中国(広島県福山市)、九州の各センター(福岡県久留米市)
申し込み先・申し込み方法
(財)安全衛生技術試験協会
〒101-0065 東京都千代田区西神田3-8-1 千代田ファーストビル東館9F
℡03(5275)1088
受験料
【学科試験】:7,000円
【実技試験】:11,100円