電気工事士
どんな資格?
電気工事士とは、電柱等の送電設備から送られてくる電気を、住宅や店舗、工場などの変圧器に受電して使用する設備の施工を行う電気工事に従事する技術者のための経済産業省管轄の国家資格です。電気工事士は、扱える工事の範囲に応じて第1種と第2種に分かれ、2種が扱えるのは、住宅や店舗の屋内配線や照明器具の取り付けといった一般電気工作物の工事。1種ではさらに最大電力500キロワット未満の重要設備の電気工事まで扱え、中小規模のビルや工場の屋内配線・受電設備配線などを含む、ほとんどの電気工事に従事することができます。
電気工事士になるには、財団法人電気技術者試験センターが主催する電気工事士国家試験に受験して合格する必要があります。試験内容は筆記試験と技能試験に分かれ、技能試験では材料や工具を使って、実際に配線や設置作業を行う事になります。
資格種類
国家資格
合格率
【第一種】:約56%
【第二種】:約80%
受験資格
特になし
試験内容
【第一種】:筆記試験と技能試験の2部制
〔筆記試験〕
1:電気に関する基礎理論 2:配電理論及び配線設計 3:電気応用
4:電気機器・蓄電池・配線器具・電気工事用の材料及び工具並びに受電設備
5:電気工事の施工方法 6:自家用電気工作物の検査方法 7:配線図
8:発電施設・送電施設及び変電施設の基礎的な構造及び特性
9:一般用電気工作物及び自家用電気工作物の保安に関する法令
〔技能試験〕
1:電線の接続 2:配線工事 3:電気機器・蓄電池及び配線器具の設置
4:電気機器・蓄電池・配線器具並びに電気工事用の材料及び工具の使用方法
5:コード及びキャブタイヤケーブルの取付け 6:接地工事
7:電流・電圧・電力及び電気抵抗の測定 8:自家用電気工作物の検査
9:自家用電気工作物の操作及び故障箇所の修理
【第二種】:筆記試験と技能試験の2部制
〔筆記試験〕
1:電気に関する基礎理論 2:配電理論及び配線設計
3:電気機器・配線器具並びに電気工事用の材料及び工具
4:電気工事の施工方法 5:一般用電気工作物の検査方法 6:配線図
7:一般用電気工作物の保安に関する法令
〔技能試験〕
1:電線の接続 2:配線工事 3:電気機器及び配線器具の設置
4:電気機器・配線器具並びに電気工事用の材料及び工具の使用方法
5:コード及びキャブタイヤケーブルの取付け 6:接地工事
7:電流、電圧、電力及び電気抵抗の測定 8:一般用電気工作物の検査
9:一般用電気工作物の故障箇所の修理
試験日
【第一種】
〔筆記試験〕:10月
〔技能試験〕:10月・12月 (10月の試験は筆記試験免除者対象)
【第二種】
〔筆記試験〕:6月
〔技能試験〕:6月・7月 (6月の試験は筆記試験免除者対象)
試験地
【第一種】:札幌、仙台、東京、名古屋、大阪、広島、福岡
【第二種】:全国主要都市 (詳細は要確認)
申し込み先・申し込み方法
(財)電気技術者試験センター
http://www.shiken.or.jp/
〒104-8584 東京都中央区八丁堀2-9-1 秀和東八重洲ビル8F
℡03(3552)7651/Fax03(3552)7838
受験問い合わせ
℡:03(3552)7691/Fax03(3552)7847
受験料
【第一種】:11,300円
【第二種】:9,600円 (一種、二種共にインターネット割引あり)